開発業務革新のためのTOC/CCPMおよびリーン開発の取組み

アズビル株式会社 バルブ商品開発部
グループマネージャー 大谷 秀雄氏
マネージャー 渡邉 清彦氏

弊社ではCRS経営の確立を推進する活動の一環として、「健康で活性化された職場づくり」を目指し、2013年度から社員満足度調査(ES)を毎年実施しており、自部門のコミュニケーション強化施策としてTOC/CCPMの導入を行った。

三階層マネジメント体制を前提に、CCPMによるプロジェクト運用管理、CCPM会議 の実施などチームマネジメントの実践により、2014年度のESは、組織パフォーマンスや職場活力の面で大幅な改善となり、有効な方法論であることを実感した。

しかし数年が経過すると、活動が形骸化し、スキルのバラツキや技術面やリソースに関する新たなリスク要因が生じるなど、プロジェクトのQCDの確保が難しいテーマも生じてきた。

そこで、2019年度からTOC/CCPMのさらなる定着化に加え、リーン 製品開発との融合を図る取り組みを開始している。

本報告では、製品開発業務革新のために取り組んでいるこれらの活動の取組みを紹介する。